食いしん坊ルアーマンが実釣!実食!
レポート◎中川 貴宣...
サミットでは漁協関係者らの発言でも義務放流に触れるものがあった。九頭竜川中部漁業協同組合の中川邦宏組合長もそのひとり。福井県の九頭竜川は、釣り人のあいだで『サクラマスの聖地』と呼ばれるほどの有名河川。義務放流が課せられているため人為的放流も実施しているが、一方で人工産卵床の造成にも力を入れていると話す。
秋田県・米代川のサクラマス解禁日となる4月1日、北秋田市内において『全国サクラマスサミット2022』が開催され、「持続可能なサクラマス資源の利活用を探る」と題し、基調講演、各地からの報告、パネルディスカッションが行なわれた。
ところで、先ほどルアーのカラー選択について「シーズンの最初と最後は派手な色」と述べたけれど、これは1日のうちの最初と最後、つまり朝マヅメと夕マヅメでも同じことが言え、1シーズンの中でも1日の釣りの中でも「最初と最後は派手な色」というのが僕の持論。明らかに食い気満々のハシリの魚や、遡上モードに近い古い魚、そしてマヅメ時の魚には、昔から派手な色ばかりでいい思いをしているのだ。
サーフやゴロタ浜をメインとする僕の海サクラマス釣りは、ジグミノーが主力。それ以外で使うのは、向かい風が強く吹きつけている時や、魚が遠い時に出番となる飛距離をかせぐためのメタルジグくらいだ。ただ、今回の釣行初日のようにポイントが磯場だったり、明らかに魚が近いと判断できるようなら、アピール度が高く最も低速で巻けるミノーを結ぶ使い分けをしている。
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全体的にサイズが小型化していると言われる日本海側エリアの海サクラマス釣りで、納得の1尾を手にしている釣り人たちはどんな釣りをしているのだろうか? 2021春の磯場とゴロタ浜で、心に残る「型もの」を釣りあげた福士知之さんに実績の釣りを解説してもらおう。
文と写真=福士知之
列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。